2012年2月10日
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 インフルエンザが三重県・愛知県で流行っているそうで、きちんとした自己管理をして感染を防ぎましょう。受験中の皆さんはくれぐれも注意してほしいものですね。
 先月はビタミン様物質についてお話しましたが、今月は機能性栄養成分についてです。

 機能性栄養成分とは、必須栄養素以外で健康に良いとされている栄養素を総称しています。サプリメントや食品として市販されていることがほとんどです。
 基本的には天然由来のものなので、医薬品のような効果は期待できません。それでも、栄養素の不足を補ったり、体質改善をはかるうえで有効に働きます。ただ、食品とはいえ、過剰摂取すると、支障が出る場合もあるので、商品のラベルや注意書きを良く見て摂取しましょう。ここで、いくつかの機能性栄養成分について紹介します。

カテキン
緑茶に含まれる苦味成分で、ポリフェノールの一種です。カテキンは胆汁酸の排泄を高め、血液中のコレステロール増加を防ぐ働きがあります。その結果、動脈硬化や脳梗塞の抑制につながります。また、抗がん作用についても効果が認められています。他には口臭予防、虫歯予防、腸内有用菌を増やす効果がみられます。

大豆サポニン
 大豆サポニンは、大豆の渋みや苦味の主成分になります。大豆サポニンには強い抗酸化作用があり、体内で脂質の過酸化を防ぐ作用があります。そのほかの作用としては、肝機能回復、血中のコレステロールを低下させる働きがあります。
 大豆サポニンを多く含む食品としては大豆製品全般です。

アントシアニン
 アントシアニンはナスの皮などに含まれる紫色の色素です。抗酸化物質で、目の機能を向上させる栄養成分としても注目をあびています。アントシアニンはロドプシンの再合成を活性化させて、疲れ目を予防する働きを持っています。そのほかに、肝機能の回復効果もあります。
 アントシアニンを多く含む食品としては、なす、きゃべつ、紫芋、ブルーベリー、ぶどうなど。

大豆イソフラボン
 大豆の胚芽部分に含まれるポリフェノールの一種です。体内で女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをします。そのほかには、前立腺がん予防、骨粗しょう症予防、美肌効果があります。
 大豆イソフラボンを多く含む食品は大豆製品全般です。

今月の献立

豆乳トリュフ

チョコレート 100g
調整豆乳 25g
生クリーム 25g
ココアパウダー 適量

1. 大・小の二つのボールを用意し、細かく刻んだチョコレート・生クリーム・調整豆乳を小さなボールに入れ、大きなボールにはお湯を(60℃くらい)を入れ、大きなボールを使ってチョコを溶かす。
2. 溶けたチョコを好きな型に取ったり、形を作ったりして冷蔵庫で冷やして固める。
*ラップやスプーンを上手く使ってね。
3. 固まったチョコにココアパウダーをふるいにかけながら、まぶしたら出来上がり。

白菜の梅おかか煮

白菜 75g
しめじ 10g
かつお 適量
梅肉 2g 
しょうゆ 小さじ1/4
だし汁 80cc

1. 白菜やしめじは一口大に切る。(白菜は葉の部分と軸の部分に分けておく)
2. だし汁としょうゆを入れ、しめじ・白菜の軸の部分をひと煮たちする。
3. 白菜の葉の部分と梅肉をいれて、白菜としめじに火が通ったら、適当なかつおを入れて出来上がり。

参考文献 栄養成分の事典 新星出版社