9月の後半からあの夏の暑さが嘘のように、涼しくなってきました。いきなり涼しくなると衣替えが大変です。でも今はとても過ごしやすいので、何かを挑戦するには今がチャンスかも??ダイエットか??最近友人が言っていた“カロリミット”…あれはどういう作用で摂取したカロリーがリセットされるのか?ホームページを見ても詳しくは載ってないし…。電話で聞いちゃおうかな(笑)??
今月は食欲の秋ということで、調理の工夫でカロリーカット術についてです。
そもそもどうして食欲の秋といわれるのでしょう?実りの秋からの由来であったり、ものを食べるという目的のひとつには体温の維持をすることがあるので、夏は気温が高いため体温の維持は簡単です。でも、秋になって気温が下がってくると体温を維持するためにより多くのエネルギーが必要になってくるため、食欲が出てくる…。食欲の秋についてはいろいろな説があるようですが、私個人的にも冬になると体重が増えて困ってしまうので、調理において、ちょっとした工夫でカロリーオフできる紹介します。
☆ 余分な脂を落とすために肉類は茹でてから調理する。
脂は加熱することによって溶けます。茹でることによって脂分を溶かし落としてから使うと、カロリーが減ります。豚脂は約70℃、鶏脂は50℃強、牛脂は約90℃で溶けます。
☆ 調理前に肉類の脂の部分や鶏皮は取り除いてから使う。
肉についている脂部分や鶏皮はとても高カロリーです。100gの肉についている鶏皮や脂を取り除くと、約100kcalのカロリーオフできます。
☆ 焼いて脂をとかし、出た脂は捨てる。
ひき肉やばら肉を焼いて調理するときにはたくさんの脂が溶けでてきます。調理中にクッキングペーパーなどを使って吸い取らせて捨てるようにします。
☆ クッキングシートの上で油を使わずに焼く。
肉を焼くときには、なるべく油を使わない調理法で調理したいので、クッキングシートの上で焼くと、溶け出した脂が肉に戻りにくくなります。
★ 揚げ物でもカロリーオフ★
揚げ物の場合、食材を小さく切ると、衣をつける表面積が大きくなり、油を多く吸収することになります。だから食材は大きめに切ることが大切です。
また、素揚げ・から揚げ・フライ・てんぷらのなかで、衣を使わない素揚げや片栗粉だけのから揚げは、油の吸収率が低くなります。素揚げやから揚げの場合は、フライとは異なり、食材を小さく切ることです。食材への火の通りが早くなり、短時間で揚るので油の吸収が少なくてすみます。
脂肪分を含む食材を素揚げ、から揚げにすると、食材中の脂が揚げ油に溶け出して、食材そのものの脂肪分を減らすことも出来ます。また、揚げ物は硬い食材の方が、油の吸収率が低くなります。
☆ 白身のとき方ひとつで衣のつき方が違う
揚げ物のカロリーが高くなるのは、揚げ油が衣に吸収されるからです。衣が少なければ、吸収される油も少なくなります。カロリーの高い卵黄を使わず、卵の白身をだけを使って丁寧にときほぐすと、衣が薄くつきます。
☆ 細かいパン粉を使い油の吸収を抑える
粗いパン粉は、油を多く吸収します。揚げ物をするときには、細かいパン粉でする方が油の吸収を抑えることが出来ます。
☆ パン粉を落とし、少ない揚げ油で揚げる
余分なパン粉を落としたら、少ない油で揚げます。例えば、とんかつ1枚なら、大さじ1の油を中温(180℃)で、何回か繰り返しながら焼き付けるように揚げ焼きにします。
今月の献立
冬瓜のくず煮 101kcal 塩分 1.1g
(材料)1人分
冬瓜 100g
シーチキン 25g
にんじん 20g
かつおだし 1g
しょうゆ 小さじ1
水 100ml
塩 少々
片栗粉 小さじ1
(作り方)
① 冬瓜は皮をむいて一口大の大きさに切り、にんじんはイチョウ切りにしておく。
② 冬瓜・にんじんをさっと湯に通したシーチキンと一緒に100mlの水で火にかける。
③ 沸騰したら、あくを取り除いて、かつおだし・しょうゆ・塩を入れて冬瓜に火が通るまで煮る。
④ 冬瓜に火が通ったら、水溶き片栗粉を入れさっとかき混ぜたら出来上がり。
きのこオムレツ 151kcal 塩分 0.7g
(材料)
卵 1個
牛乳 大さじ3
えのき 20g
しめじ 20g
塩・コショウ 少々
バター 5g
大根 40g
ポン酢 小さじ1
(作り方)
① 大根は卸し、しめじとえのきは食べやすい大きさに切る。
② 割り落とした卵に牛乳・塩・こしょうを入れる
③ 温めたフライパンにバターを入れ、バターが溶けたらしめじ・えのきを軽く炒める。(お好みで塩・コショウなどの味付けを!!)
④ えのき・しめじが軽く火が通ったらその中に卵をいれてオムレツを仕上げる。(火加減もお好みで☆)
⑤ 最後に大根おろしとポン酢をかけて出来上がり。