夏ですね!!最近少し外に出る機会が多くて日焼けをしてしまい参っております。
いい年ですからちゃんと日焼け対策をしていたのに…。太陽の力は恐るべしです。
今月も前回ダイエット食材や話題の成分についてまとめてみましたが、引き続きもう少しご紹介したいと思います。
最近、タレントさんをモデルにしたダイエット食品が目に付きますね(笑)
キトサン:カニやエビの殻から抽出される不溶性食物繊維であるチキンを酸やアルカリ処理してさらに加工したもので、「便秘を解消する」「有害成分を排泄する」など言われておりキトサンを関与成分とした特定保健用食品が許可されている。体重減少には、経口摂取でのおそらく効果はないが、過体重もしくは肥満の成人男女においての効果への可能性が認められたという報告がある。
ギムネマ:ギムネマはインドの伝統医療で昔から糖尿病に対して使用されている。「糖分の吸収を抑える」「血糖値の上昇を抑える」といわれ、食前にとることで糖尿病患者の血糖値や血中コレステロールの低下など、有効性が一部示唆されている。肥満に対する効果については、信頼できるデータがない。
コエンザイムQ10:コエンザイムQ10はからだのあらゆる細胞に存在し、エネルギーを作り出すために必要なビタミン様物質。体内でも合成され、年齢とともに減少していく。「活性酸素の増加を抑制する」など言われており、アンチエイジングで知られているが、肥満への効果については信頼できるデータは見当たらない。医薬品としても利用されているが、食品として流通しているものは、医薬品と同等の安全性・有効性が期待できるとは限らない。
メリロート:正式名は「セイヨウエビラハギ」といいマメ科のハーブ。「むくみを解消する」など言われており、一部で人間の有効性が示唆されているが、肥満に対する効果については、信頼できるデータは見当たらない。妊娠中や授乳中の女性、血液凝固障害の病歴のある人は摂取してはいけないとされている。
α-リポ酸:人間の体内や細胞にも存在するビタミン様物質。「体脂肪を減らす」といわれているが、肥満や体重減少に関するデータは動物実験にとどまっている。α-リポ酸は医薬品として、激しい肉体疲労時の回復のために利用されることもある。α-リポ酸の健康食品の摂取によって、低血糖をきたした事例が過去に多数起きている。
参考文献 栄養と料理 2010年7月号
栄養と料理 2011年2月号
<今月の献立>
なすの梅和え 25.9kcal 塩分1.3g
(材料)1人分
なす 1本(100g)
梅干 1個(5g)
めんつゆストレート 小さじ1
かつお節 少々
① ナス1本を丸ごとラップで包み600w 2分ぐらいを目安に加熱し、火が通ったら直ぐに冷水で冷やす。
② 細かく切るか、すりつぶした梅干とめんつゆをよく混ぜておく。
③ ①が冷えたら食べやすい大きさに切り②と和えて、かつお節をまぶしたら出来上がり。
和風ロールキャベツ 223kcal 塩分2.2g
(材料)1人分
キャベツ 120g
鶏ひき肉(むね) 60g
たまねぎ 20g
塩 少々
パン粉 3g
牛乳 5g
卵 5g
塩・コショウ少々
だし 1g
水 80~100ml
塩 少々
市販のみそだれ 大さじ1程
① たまねぎをみじん切りにし、塩を少々振り、耐熱容器に入れラップをしてレンジ(600w)で30秒加熱する。加熱した玉ねぎは水分を切って冷ましておく。
② キャベツは巻きやすいようなやわらかさになるように茹でて、芯を除き冷ましておく。
③ パン粉に牛乳を入れ、ひき肉・①・卵・塩・こしょうを入れてよく混ぜる。
④ ②で③を包む。
⑤ なべにだし汁と④を入れ煮たったら、弱火で30分程度煮込む。
⑥ 市販の味噌だれをかけて出来上がり。